産み分けと遺伝の関係とは?男女の違いもあり!子供の健康を考える
産み分けが最初に注目されるきっかけは、現在多くの方々が求めている動機とは若干異なっていました。
以前の目的と現在の目的のどちらも、夫婦の希望を叶えるためのものであることは間違いありませんが…。
このページでは、産み分けの元々の目的を調べていきます。
産み分けは、男女それぞれの産み分けができるようになっています。
今ではその確率は100%ではないものの、かなりの高確率で希望の性別を産み分けることができるようになっていますね。
でも、「産み分けの技術は本来子供の健康のためを思ってのものだった」ということを知っておくのは良いことだと管理人は個人的に思っています。
産み分けによって子供を守る!伴性遺伝とは?
元々産み分けを行う目的としては、伴性遺伝による子供へのデメリットを最小限にするためとされていました。
それが、現在では最後の子供だからというコンセプトで、夫婦の強い性別の希望を叶えるためにも利用されるようになっています。
伴性遺伝とは男性・女性であらわれ方の異なる遺伝現象です。
遺伝現象は、性別を決定づけるのに関わる「性染色体」と言う染色体に深く関係しています。
男の子を産み分けることによって防ぐことができる障害は、色盲です。
色盲があらわれる場合とは?
父親が色盲の場合、孫の世代に色盲の要素が関係してしまう可能性が高いんですね。
孫の世代に関係する上記の場合は、父親が色盲であり、その子供が女の子、その女の子が子供を産み、その子が男の子である場合が該当するようです。
上記のように書いてあると、限りなく可能性が低いように思うかもしれませんが、こうしたリスクを未然に防ぐためには、女の子を産み分けることが有効とされているんですね。
色盲ってなに?
色盲とは、大勢の人の色の見え方と違う見え方をする状態のことをさします。
特定の色の区別が難しいと言うこともありますし、もっと多くの色彩を区別出来ない場合もあります。
この色覚の異常には、先天性のものと後天性のものがあります。
後天性の色覚異常
後天性の場合、緑内障などの病気が原因で色覚の異常が現れます。
先天性の色覚異常
先天性の色覚異常の場合、原因は遺伝的なものになります。
日本人男性の20人に1人は、上記に該当するとも言われています。
決して珍しいものではないんですね…。
色覚異常の仕組みとは?
人間の目にうつる色彩は、赤、緑、青の3色の組合せでできています。
色彩を感じとる機能をもつ視細胞は網膜にあり、この3色それぞれに敏感な3タイプの視細胞が存在します。
色覚異常は、以下の「1色覚」「2色覚」「異常3色覚」の3つに分類されます。
1色覚
「1色覚」は視細胞が1つの種類しかない状態を指します。
この状態は全色盲と呼ばれますが、きわめてまれな病気です。
2色覚
一般的に色盲と呼ばれるのは、3タイプの視細胞のうちどれか1つがない「2色覚」です。
異常3色覚
「異常3色覚」は色弱とも呼ばれ、すべての色を感じることはできるのですが、色の区別がしにくくなります。
色覚異常は、伴性遺伝のひとつ。
男性はXY、女性はXXの染色体を持っています。
ヒトではX染色体上にある劣性遺伝子が、XYでは発現しますが、XXでは優性遺伝子があるため発現しません。
つまり、男性はX染色体をひとつしか持っていないので、これに劣性遺伝子があれば色覚異常になります。
そのため、色覚異常は女の子を産み分けることによって、防げる場合があります。
例えば、お母さんが色覚異常の場合、男の子は色覚異常になりますが女の子なら色覚異常になりません。
ほかにも、血友病は女の子を産み分けることによって、その子が血友病を発症するのを抑制することができます。
ただし、50%の確率で血友病の遺伝子を有している可能性があるので、その後も子供の産み分けを考える必要があります。
などの病気も、同じような形で回避することができると言われています。
筋ジストロフィーって?
筋ジストロフィーとは、骨格筋の壊死と再生を繰り返す、遺伝性筋疾患の総称です。
筋ジストロフィーの主な症状には、運動機能の低下があります。
運動機能の低下のほかにも、
- 呼吸機能障害や嚥下機能障害
- 関節の拘縮
などの様々な障害が現れることがあり、合併症につながります。
筋ジストロフィーは、デュシェンヌ型、ベッカー型、先天性(福山型)などの病型に分けられます。
最も発生頻度が高いデュシェンヌ型は、男性のみが発症する病気で仮性肥大型とも呼ばれます。
幼児期に発症し、5歳頃から筋力が低下していきます。
筋ジストロフィーの根本的な治療法はなく、リハビリテーションによって運動機能の低下を抑えることが主な対処法になります。
この疾患は、遺伝子の突然変異や親から子への遺伝が原因となります。
筋ジストロフィーには、X染色体連鎖、常染色体優性遺伝形式、常染色体劣性遺伝形式の3つの遺伝形式があります。
X染色体連鎖の場合、X染色体上に原因遺伝子があるため、母親が原因遺伝子を持ち、男の子に引き継がれた場合、発症します。
女の子の場合は発症しません。
常染色体優性遺伝形式の場合、1対の遺伝子のうち片方に原因遺伝子があると発症します。
男女関係なく発症し、親が原因遺伝子を持っていると子どもは2分の1の確率で発症します。
常染色体劣性遺伝形式の場合、1対の遺伝子の両方に原因遺伝子があると発症します。
常染色体優性遺伝形式と同じで男女の区別はありません。
親が原因遺伝子を持っていると子どもは4分の1の確率で発症します。
夜盲症ってなに?
夜盲症とは、暗さに順応することができず、暗いところで目が見えにくくなる症状で、鳥目(とりめ)とも呼ばれます。
夜盲症にも、先天性の夜盲症と後天性の夜盲症があります。
後天性夜盲症は、ビタミンAの不足によって、網膜のロドプシンが減少することが原因です。
これは、ビタミンAを摂取することで症状が改善する場合があります。
先天性夜盲症は、遺伝が原因と考えられています。
先天性夜盲症には進行性と非進行性があり、進行性の場合、幼児期から徐々に進行し視力が低下したり視野が狭くなったりします。
先天性進行性夜盲症の代表的なものには、難病指定されている網膜色素変性症があります。
非進行性の場合は、視力や視野には影響がなく、暗闇以外の日常生活ではあまり困らないことがほとんどです。
夜盲症も、伴性遺伝のひとつです。
母親が夜盲症の場合、男の子は夜盲症になりますが、女の子は夜盲症にはなりません。
しかし、女の子でも原因遺伝子は持っているため、保因者と呼ばれます。
母親が夜盲症でも、保因者でも、女の子の産み分けを行うことで夜盲症の発症を防ぐことができます。
父親が夜盲症の場合、保因者の女の子か、原因遺伝子を持たない男の子が産まれます。
両親が2人とも夜盲症の場合は、全てのX染色体が原因遺伝子を持っているため、子どもは男女関係なく必ず夜盲症になります。
夜盲症を防ぐために産み分けをする場合、眼科できちんと検査を受けたり、家系に夜盲症や保因者がいるのか調べたりすることが大切ですよ。
まとめ・現代の産み分けについて
昔の産み分けとは違って、現在は夫婦の希望というのが産み分けを実践するかしないかを分けています。
晩婚化が進み、子供を産むというチャンスもかなり狭くなっているカップルが増えています。
少ないチャンスで確実に赤ちゃんを授かりたい!と言う気持ちが、現在の産み分けを促進させているんですね。
勿論、跡取りなどの関係を踏まえて、男の子の産み分けを行いたいご夫婦もいらっしゃいます。
このように、昔は子供の健康面に配慮して行われていたのが産み分けですが、現在はそう言った理由が無くても、夫婦の強い希望が反映されているというのが特徴的です。
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